明日は行こうか行こまいか…
潮も悪いし、朝マズメは潮位も低い。
悪い条件は揃ってます。
しかもお疲れです。
こんな時はゆーっくり寝ていたい…
が!
…気付けば早朝4時半。
もう義務の領域。
昨夜から頭の中で走馬灯のように会話が浮かんできます。
(〜でブリ釣りましたよ。)
(やっぱ〜じゃないと釣れないですよ)
場所の指定までされたら行くしかない。
ただ、嫌なんですよね〜、人が多いとこ。
なんちゃってヘビーショットの威力
普通に買えば1個1000円〜2000円するルアー。
下手したら3〜4000円する物だってある。
所詮ルアーも消耗品。
出来る事ならお安く済ませたい。
なので私が使うルアーは海外のOEM品。
そこまでこだわらなければ、全然使えるものです。(ハズレももちろんありますが)
見た目具合も遜色のない仕上がり。
ただ、買ってから何回か使いましたが、特に何も起こらず…
本当にちゃんと泳いでる?と思ったのですが、シッポフリフリ泳いでます。
まさかこれが今日の主役になろうとは…。
本日の潮
干潮 7時2分
西の風 2mほど
潮位も大事ですが、もっと大事なのは朝マズメ。
水があろうがなかろうが魚にスイッチが入ってなければなりません。
最近の傾向からいって、そのスイッチが入るのが朝マズメ。
それ以外はなし。
一級ポイントという事もあり朝の5時には満車状態です。
なかには前の晩から堤防の上にテントを張ってる方までみえます。
ルアーはもう決めてました。
朝マズメは表層を意識してる事が多く、7時ド干潮なので水深もそんなにないのでシンペンがちょうどいいかと。
例えるならエイの止まらないバージョン
ひと通り堤防を歩いてみてどこか入れそうな場所を探します。
先端まで途中、微妙な間隔で空いてる場所がありましたが、釣れる気がせずそこはスルー。
引き返してテトラ帯へ。
ここなら潮通しも良く、離岸流が発生する場所でもあります。(シーバスで通ったので熟知してます)
まだあたりは暗いですが、何度かキャストしてると水面にはモヤモヤが。
その向こうに着水させての繰り返し…
ゴゴゴッ!
強烈なアタリと共に止まらないドラグ。
確信しました、ブリです。
全く止まらないドラグ。
なす術がなく、このままラインがなくなる不安しかありません。
ロッドのパワーでなんとかならないものか、少しドラグを締めますが変わらず出ていくライン。
そうこうしてると、隣りの釣り人のほうへ。
「そっちは行ったらあかん!」
冷静に考える暇もなく、気付いたらスプールを手で押さえてました。
その瞬間、
プツン…
…
しばしあ然。
このタックルじゃブリは獲れないのか?
PE1.5号とリーダー6号。
まだ細いのか?
自問自答を繰り返します。
震える手で色々考えながらラインを組み直す。
水面はまだモヤモヤしてます。
色違いのルアーはまだあるので居れば食うはず。
しかしこのルアー、めちゃくちゃ飛びます。
ほとんどジグと変わらないんじゃないでしょうかね。
再開1投目。
ゴンッ!
いる!
2投目。
ゴゴゴッ!
また食った!
初動を弱かったので「行ける!」と思ったのですが、その後はまた止まらないドラグ。
また同じ方向へ走られてスプールを手で押さえてしまいプツン。
…
釣り上げる事が魚への敬意
あの時、手で押さえなかったら
あの時、ドラグをもうちょっと締めてたら
後悔ばかりが残ります。
しかし、釣り人に残ったのは後悔だけですが、魚にはルアーが一生残ってます。
ルアーが引っ掛かったままの口では捕食することも出来ず、いずれは…。
なんて悪い事をしたのか。
魚には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
せめて漁師さんに捕ってもらい食卓まで行って欲しい。
いくら趣味といえど相手は生き物。
釣りをするからにはちゃんと釣り上げて、蘇生の見込みがないなら持って帰って食べる。
食べないなら元気な状態で逃がす。
最低限のマナーを再度考えさせられました。